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2007/10/29(月) ALTERED STATES PLAYS JEFF BECK @新宿PIT INN 

アルタードステイツ3daysの最終日は、去年のピンクフロイドに引き続きコピー大会改め再現プロジェクト。
今年のお題はジェフベック。
この3days中のMCでも散々「難しい」とぼやいていたジェフベックの本番がとうとうやってきました。

ジェフベックはオイラが中学生の頃に親戚の兄ちゃんからBlow By Blowのレコードを借りて、自分ちにはレコードを聴ける環境ではなかったので友人の家に持って行って聴かせてもらった記憶があります。
その当時はツェッペリンのようなハードロックは全然オケーだったけど、ジェフベックのようなインストフュージョン系は当時の耳には馴染まなくて、それ以降は敬遠していたんですよね。
そして月日が経ち、去年友人から「これカッコイイよ!」とWiredをもらって改めてチャレンジしてみると、想像以上にしっくりきたのであります。

今回のメンバーはアルタードステイツの3人に加え、岡本洋・青木タイセイを交えての5名。
ゲスト二人ともメインはキーボード。
青木さんは鍵盤も弾けるんですね、この人に出来ない楽器はないんじゃないでしょうか。
内橋さんは「適当」書かれたTシャツを着用。内橋さんの気合の入り方が伝わってきます。

set1はアルバム「Blow By Blow」をほぼ全部。
set2はアルバム「Wired」ほぼ全部。
アンコールではBeck, Bogert & Appiceの「Jeff's Boogie」

先述の通りBlow By Blowは聴いた事あっても記憶の断片にすら残っていない状態なので、ほぼ初見。
曲の終わりのフィードアウトや内橋さんのトーキングモジェレータープレイなど、完コピ再現度は高かったのでしょうか。
set1の中盤の「スキャッターブレイン 」のギターとキーボードのユニゾン高速フレーズが非常に緊張感のあるプレイだったり、「哀しみの恋人達」のブルージーなプレイなど、見所は多かったんじゃないでしょうか。

set2のWiredはジェフベックの中で唯一まともに聴いた事あるアルバムで、このセットはとっても楽しみでした。
CDから聴こえてくる音は自由奔放に弾いているギターがとても印象的で「難易度が高い」なんて全然思わなかったんだけど、実際こうやって演奏を目の当たりにするとその難易度はひしひしと伝わってきます。
しかし難易度が高いのはギターじゃなくて全部の楽器に言える事じゃないの、コレ。
芳垣さんやナスノさん、このお二方は譜面も見ずにほぼノーミスだったんじゃないでしょうか。凄いです。

4曲目ではギターの入りを間違えてもう一度やり直したりと、会場内に笑いを誘いつつ和やかに進んでいきます。

Wired最後の曲「ラヴ・イズ・グリーン」はドラムレスで、岡本さんは生ピアノ・青木さんはギターに持ち替えてのしっとりとした演奏。
青木さんはギターも演奏出来るのですね。
さすがにかなり練習したっぽいだけど、内橋さんも「まさかギターを持っているとは思わなかった」とビックリの様子です。

本編最後でのメンバー紹介で、ナスノさんが「最後の曲をもう一回やりたい」と悔しい様子に内橋さん「んじゃ、もっかいやろ?」ともう一回演奏する事に。
ナスノさん、どこをミスったのか全然わかりませんでした。
そして再度始めたら、今度はギターソロの入りで思いっきり音を外してずっこけ~~。
いやぁ、最後まで締まらないゆるい人達ですね(笑)。

そしてアンコールでは3人だけで演奏。
「早い曲だから弾けないかも」と言いながらBBAの曲がスタート。
しかし、こちらも途中で止まってしばらくメンバー間で展開を確認する場面も。
知らない曲なんで、こうやって途中でブレイクが入る曲だと一瞬思ってしまいました。
やっぱり最後まで締まりません(笑)。

内橋さんは所々アヤシイ箇所はありましたが普通に聴いている分には全く気にならず、非常に楽しめるジェフベックでした。
内橋さん自体、「難しい」と言いながらも一番楽しんでいましたからね。
去年のピンクフロイドは全体のバランスと展開重視のライブだったけど、今年はメンバーの妙技が冴えるライブでした。
来年は「簡単で楽しいの」だそうです。
とりあえず毎年恒例なようなので来年も楽しみです。

ちなみに会場内には客で高良さんや勝井さんの姿も。
みなさんパートナーや仲間の雄姿を見に来たのですね。

そして、ライブを見に来ていた鰯頭な人が「僕もジェフベックやりたいなー」とつぶやいていたので、それは是非実現して欲しいものです。

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2007/10/28(日) ALTERED STATES @ 新宿PIT INN 

ライブの前に関西からの来訪者を交えてピットインの角の餃子屋で軽く一杯引っ掛けてきました。
ここの餃子屋さん、見る度いつも混んでいて一度は行って見たかった場所です。

この日はスーパーデラックスで山本・外山デュオと被っていて大半の客はそちらに流れた模様で、3日間のうち一番空いていたライブでした。

ゲスト参加はset1は岡本洋(p)、set2は天鼓(vo)のお二方でございます。

岡本さんは去年のピンクフロイドコピー大会の時に初めて見て、再現プロジェクトには欠かせない人なのですが、彼自身の演奏というのは今回初めて観ます。
岡本さんは自分から一石を投じてガンガン攻めるタイプではなく、メンバーの演奏に寄り添うような、アルタードステイツの音に彩りを与える演奏でした。
ピアノ主体でたまにキーボードを使用、45分一曲の一発勝負です。。

で、このセットがまたえらい内容で、なんというのかな、本当に凄いものに出会うと「凄い!凄い!」としか言葉が出ないような、そんな内容でした。
なんかね、もうぐわんぐわんですよ。
アルタードステイツでこんなに感動するようなライブはまさか観れるなんて思ってなかったので、涙が出そうになるぐらい素晴らしかったです。

そして、ブレイク中に物販の近くにいた内橋さんに勢いで話しかけてみました。
昨日のライブでの嵐が丘が素晴らしかった、また是非昔のアルバムの曲もライブで聴きたい、という内容の事を伝えたら「あれはねー、難しいんだ。練習しないと出来ないんだ」という事を関西弁で答えてくれました。
なのであまり期待出来なさそうですが、是非お願いいたしますー。

set2はボーカル天鼓さんです。
天鼓さん名前も顔も全く知らないお方で、今回初見です。
見かけは何だかふつーのオバチャンでしたが、ボーカルの迫力は凄い。
このボーカルは、例えばマジカルパワーマコ で観たあなるちゃんのようなノイズ系ボーカリストですね。
アルタードステイツの面々の演奏も、パンキッシュというかハードコアというか、非常にヘビィな演奏でこれはまた珍しい感じです。

正直に言うと怒涛のset1を観た後だとちょっとインパクトに欠ける内容ではありましたが、これはこれで面白いセットでした。

アンコールはゲストの二人を交えて10分程度の曲で終了。

3daysのうち一番アルタードステイツらしいセット内容でした。
こういった化学反応が見れるのがこのバンドの醍醐味でしょうか。
これは今後もマメにライブに足を運ばなくては。

2007/10/27(土) ALTERED STATES リクエスト大会? @新宿PIT INN 

さて、ここからアルタードステイツ3daysの始まりです。

昼の部が終わって外へ出てみると、台風が接近しているので何とも微妙な天気。
台風の日にピットインに来るのは2回目ですよ。とほほ。
でも気にしない、気にしない。

昼の部から夜の部まで3時間ぐらい時間が空いているものですから、まずは西口の件のうどん屋へ行き腹ごし

らえ。
チーズのうどん食べたらカルボナーラみたいでした。
場所覚えたので近くまで行った時はまた立ち寄ってみます。
そしてピットイン近くまで戻り軽く飲んだりして、定刻になるとピットインに移動です。

昼の部でリクエスト大会とアナウンスがありまして、「マジでやるんスか!」と思ってたのですよ。
というのも、普段のライブの時も稀にアンコールの際にリクエストを受け付けるのですが、会場内はシーン

と静まり返っていた事もあり、会場内がドン引きするんじゃね??と心配ではあったのですが、そこんとこ

はちゃんと考えていたのですね。
バーカウンターの脇にリクエスト箱を設置して、紙に書いてその中へ入れていくと。
なるほど、これなら皆好き勝手書けるからリクエストに困る事はなさそうねー、とオイラもちょろちょろっ

と記入して投入。

しかしスタート前に内橋さんがステージ場に現れて「真面目すぎる」と一言。
それから数分後にまた現れて「今度はお笑いばっかり」だと。
何やら両極端過ぎるのですね、さてどんなリクエストが来ていた事やら。

そんな事もありまず最初の演奏はいつも通りの完全即興。
これは腕鳴らしの一曲ですね。

そして次からはリクエスト大会のスタートです。
まず最初に内橋さん「クリムゾンやザッパのリクエストが多いけど、却下します」
「俺、21世紀の精神異常者ならやりたいな」と芳垣さん。
グッジョブ、芳垣さんと思ったけどそのリクエストは無かった模様。残念です。
オイラはクリムゾンの太陽と戦慄を書いたのでこの時点で却下ですね。あーあ、です。
ちなみにクリムゾンのレッドが一番多かったよう。

この日のセットリストはこんな感じです。

set1
1 5分ぐらいの即興
2 ツァラトゥストラはかく語りき(2001年宇宙の旅)
3 コーヒールンバ
4 嵐が丘/アルタードステイツ
5 Hey Jude/ビートルズ
6 オレオ/ソニーロリンズ??
7 愛燦燦/美空ひばり

set2
1 ゴッドファーザーのメインテーマ > サブテーマ
2 イエローサブマリン/ビートルズ
3 詩の朗読(現実の問題を数学で考える本の序章っぽいとこ)
4 蛍の光
5 レイラ/デレク&ドミノズ
6 セックスマシーン/ジェイムスブラウン
7 コンドルは飛んでいく >
8 日立の樹のCM
9 舟歌/八代アキ

E Bug/アルタードステイツ


2001年宇宙の旅はそれこそ色んなバンドがやっている曲ですね。
最近だとダチャンボが移民の歌とミックスさせて一曲やったりしてましたね。
アルタード的宇宙の旅はどうなるんだ、とのっけから非常に興味深かったです。
序盤は内橋さんのギターがゆっくりゆっくり幻想的に鳴っていき、終盤ではどんどん激しくなっていきまし

た。

コーヒールンバは何だか内橋さんの弾くメロディーが演歌風?なんて思ったりです。
中盤では違う曲のメロディーを挟んだりして笑いを誘いました。

そして、アルタードステイツの1st収録の曲をリクエストした方がいたしたようで、この曲は他のゆるい展開

に比べてガシッと際立っていましたね。
本当にカッコイイの一言です。また機会があれば是非昔の曲をやって欲しいものです。

内橋さんが弾くジャズな演奏を始めて観たオレオに、静かにしっとりと聴かせてくれた美空ひばりの曲で

set1は終了。

set2見所も見所満載。
リクエストした客の詩の朗読をバックに演奏をしていった曲がギャクだか大真面目なんだかで爆笑したい気分だったけど、朗読の呼吸に合わせて器用に合わせていくんですよ。
これまた面白いものを見せて頂きました。

蛍の光は、高速にフレーズをちょろちょろっと弾いていき、また途中で違うフレーズを弾いて笑いを誘ったかと思ったら、急に静かな展開になりじんわりじんわりと蛍の光っぽい雰囲気になりました。

そしてスペシャルゲストと紹介されて出てきたのはUA。
えー!こんな場所で共演なんてしちゃうのー!?と嬉しい悲鳴です。
打ち合わせした曲があったみたいんなんだけど、内橋さんは無視して「セックスマシーン」と。
「違うやん!」とぼやきながらも、サクッと始められるUAの切り替えの早さにまず感心。
そして、アルタードの面々にも負けないぐらい歌のパワーがあって、彼女はこんな事も出来るのだなとまた感心です。

コンドルは飛んでいくの歌唱力と、「この木なんの木」のかろうじて歌詞にらしさが残っているものの全く違う歌に作りあげちゃう感性が素晴らしいですね。
最後の舟歌も是非彼女の歌を聴きたかったです。


とまぁ、曲がインプロなんじゃなくて、ライブの展開がインプロな初日は無事に終了。

リクエストの中からの選曲にめちゃめちゃ趣味が出ている内橋さん、大抵の曲を「曲は知ってる」「弾けるか分からない」と相当大変だったんじゃないかなと思われるナスノさん、大部分の曲を知ってると思われ器用に合わせていく芳垣さんと三者三様の演奏でございました。

マジでUA含めた4人でお遊びカヴァーバンドでもやって欲しいですね。
内橋さんの選曲のツボもだいたい分かったので、また機会があったらリクエスト大会をやってくれないでしょうかーー。

嵐が丘のような本気プレイもガンガン見たかったので若干消化不良気味なゆるゆるライブでしたが、たまにはこんなのも良いでしょ。

2007/10/27(土) 内橋和久ソロ @ 新宿PIT INN 

ピットイン五連チャンの二つ目は内橋さんのソロ@昼の部でございます。
内橋さんのソロへ行くのはもちろん初めてなんだけど、アルタードステイツでもやっているサンプラーやエフェクトを中心とした内容になるんじゃないかとは思っていたけど、その比重は高くて想像以上に不思議な内容でした。

整理番号が一桁台だったので、難なく一番前の席をゲット。
お隣には某サイトのT氏が座っていました。
しかし、この席の並びの三人とも内橋さんが現われればカバンの中をガサゴソ、セットが終わればまたガサゴソと呼吸が同じで何とも妙なものです。


定刻を10分ぐらい過ぎた頃、ステージに現れる内橋さん。
ステージ上にはギターアンプとエフェクター類を置いてある机にピアノの椅子、SGとストラトのギターが2本が用意されたのみです。
そして始まったのは、サンプラーを使ってのアンビエントな出だしから少しずつ少しずつ上がっていき、ギターでフレーズを弾くのではなく効果音的な音を重ねていくような展開。
つーか、ギターを弾くよりエフェクト操作している時間の方が長かったです。
全体的にギターはあんまし弾いてなかったです。
しかし、せわしなくリズムカルにボタンをペンペンパチパチとエフェクター操作をする姿が面白いです。

音をループさせて重ねていくという手法は、一人ジャムバンドのKeller Wiliamsの手法に近いものがありますが、そこはもう音楽性が全く異なりますから、出来上がる音を対極になんじゃないでしょうか。
だからこそ、敢えて先週の来日公演を観に行った人に見て相対評価をしてもらうのも一興かとも思ったんですけどね。

内橋さんの場合は音を重ねていくといっても、半永久的にそのフレーズを使っていくのではなくどんどん展開が変わっていって、飛び道具的な使い方が多い印象です。
その音にエフェクトかけたりディレイ操作したりして、そこから全く展開を作っていくのがから、音の組み立て方はどうやって考えているんだろうと不思議に思ってしまいます。

何気に初めてみるプレイもてんこもり。
ギターのヘッドやプリッジの弦をはじいてペロンペロンな音を出したり、
弦に白いのを挟んでミュートした音を出したり、
ギターをスピーカーに通さないで弾いて後からその音を出力させたり
終盤ではエレキギターをアコギのようにボディを叩いてその反響音にリバーヴをかけたり、
なんてプレイもありました。


実はset2では気持ち良くーって大半をウトウトしてしまい、拍手のタイミングで目が覚めて拍手してまたうとうとの繰り返しでまいりました(苦笑)。
いちお頭の中には音は入ってきていて、set1よりギターを弾いていたような気がしたのですが、一緒に行った人に「どうだった?」と聞いてみると「前半とほとんど一緒」だったそうです。

生で観ていると、どの動作・操作がどの音になっているのかと視覚と聴覚と思考を全開にして注目してしまいがちなんだけど、その音にのみを語るならとても心地良い音だったと思います。
いっそ思考をストップさせて、音に身を委ねてしまうのもアリかもしれません。
まぁそれが、うとうとーになってしまったのかもしれませんがー。

せっかくのソロだから、自由奔放にギターを弾く姿も拝めたかったけれども、これはこれで摩訶不思議ながらも非常に興味深いショウでした。

2007/10/26(金) ZEK オーケストラ @ 新宿PIT INN 

元々はZEk3というピアノトリオが母体になっているらしく、そのトリオにトランペット・ソプラノサックス・アルトサックス・バス(バリトンかも??)サックスが入った計7人のツェッペリンのカヴァーバンドです。

メンバーは以下の通り。
清水くるみ(P)早川岳晴(B)本田珠也(Ds)
片山広明(Ts)林 栄一(As)松本健一(Bs)渡辺隆雄(Tp)

いちお先週に予習の為ベスト盤を聴いた事もあって、大体が聴いた事ある曲でした。
天国への階段をやらない辺りがさすがです。

※セットリスト追記
set1
1 Immigrant Song
2 Darlene
3 D'yer Mak'er
4 Achilles Last Stand

set2
1 Nobody's Fault But Mine
2 Misty Mountain Hop
3 Since I've Been Loving You
4 Heartbreaker

E Rock And Roll

個人的には大好きなAchilles Last StandやSince I've Been Loving Youをやってくれたのが結構嬉しかったです。

もちろんボーカルはいないので、ボーカルパートはトランペットが引き受ける事が多かったです。
テーマ部でみんなでパォーパォー吹いて後はソロ回し、という展開的にはジャズ的な手法でした。
だいたい一曲10~15分ぐらいやってますからね。
ZEk3はツェッペリンをジャズアレンジでカヴァーというのが触れ込みみたいなんだけど、この編成では片山さんや林さんが参加しているので、渋さがツェッペリンをやるとおそらくこんな感じになるだろう、といった感じです。

ステージ上はとてもよい雰囲気で、曲者風情のフロント管楽器4人も終始笑顔。
特に片山さんがかなりゴキゲンで、他の人のソロパートで合いの手なんて入れてました。

この4人に負けず劣らずで、バックのトリオの人達も相当な腕前です。
ピアノは全部音が出てるとさすがに掻き消されてしまって聴き取りづらい部分も多々ありましたが、ソロでは大活躍。
この女性の方、とても力強くアグレッシブに弾き倒すんですよ。
ヒジ打ちプレイなんかもあり結構破天荒なプレイもあったけど、あれッてめちゃくちゃに弾いてるんじゃなくて計算済みなんでしょうか。
これはピアノトリオ編成でも観てみたいかも、と思いました。

そして、ベース・ドラムの方も凄い巧かったです。
ベースのぶぃんぶぃんにベースラインを弾いていくのも凄かったし、
ドラムの的確にリズムを叩きだしていき、疾走感溢れるロックドラムが気持ちよかったです。
今までそんなに気にしたことなかったんだけど、ツェッペリンってこの土台がかなり難しいのに初めて気付きました。
確かにドラムはボンゾだから真似しろって言われても到底真似できる代物ではないと思いますけどね。
ツェッペリンのカヴァーは、なぞるだけなら誰でも出来るかもしれないけど、ハードルは自分で何処までも高く出来るバンドなんだなーと思いました。
このドラムの人は終盤のソロでは、ハイハットを上の一枚をバラして、スネアに打ち付けたりスティックをこすり付けたりと金物プレイを披露していて、芳垣さんに近いものを感じました。
この人もジャズ出なんでしょう。なるほどです。
実はワタクシ、スティックを金物系にこすり付ける「キーーキーー」の音が凄い苦手なんです。
そう、アルミ箔を奥歯で噛んでいるような強い嫌悪感を感じるんですよ。
我慢するしかないんですけどね。

今回物足りなかったのがAchilles Last Stand でしょうか。
大好きな曲な事もあってこの曲に関してはかなり期待していたのですが、ソロ回しはあんましなくて、原曲に忠実な展開でキメ重視の演奏だったのにちょっとガッカリ。
あの曲こそソロ回しでいくらでもふろしきを広げられるのにーなー。

それにしても、ツェッペリンをロック的アプローチでカヴァーをするのでなく、編成を変えてジャズからのアプローチでカヴァーをするという発想が面白いです。
しかもそれがまた似合うんだよね。
ツェッペリンの曲の良さとメンバーの安定した技量で非常に楽しめたライブでした。

2007/10/21(日) ALLEN TOUSSAINT @Billboard Tokyo 

六本木ミッドタウンの中にあるライブスペース、ビルボート東京へ行って参りました。
ニューオリンズのR&Bシーンにこの人あり、というアラン・トゥーサンです。
去年プロモーションで来日し、ソロでライブ&コステロと共演なんてのもあったりで、「去年のベストライブだったよ」と周囲の評価は極めて高く非常に楽しみでありました。

Jazzっぽいのはよくライブ行ったりしてるけど、リズムアンドブルースというのは初めてだったりします。
つーか、今回も予習なしでのライブ。
借りたCDが一枚あったはずなのでiPodで聴きながら行こうと思ったら、iTunesに入れてなかったらしくて結局聴けずじまいでした。トホホです。

20時頃、ビルボード東京のエントランスに到着し、自分の予約したチケットと受け取ってお会計。
まずはサービス席の人を入れるのに番号を呼んでいました。
自分はカジュアル席だったので席が指定なんだけど、サービス席はエリア内だったら自由に座って良いみたいですね。
サービス席はステージと同フロアに4人用のテーブルが並んでいて、当たり前のようにステージにより近い席に人が集まっていました。
まぁほとんど相席なんだろうなぁ。

ステージがある席が3階として、カジュアル席の自分の席は4階の右側。
ステージは見下ろすカタチで良く見えるけど、スピーカーが全くこっちを向いてないからあまり期待出来ないかなと思っていたけど、思っていたよりはそんなに悪くなかったかな。
ちょっと音が抜けちゃっている感ありましたけど、他の席でも聴いてみて、ベストポジションを確認してみたいですね。


定刻の21時ちょうどにメンバーがさっと現れてさっと演奏が始まりました。
アラン父さんのピアノに、サックス・ベース・ピアノという4人編成です。
アラン父さんは銀ラメのネクタイで登場し、趣味がよろしいのかよろしくないのか、どんだけ成金趣味なんだって感じですね。

父さんのピアノはサックスのメロディーの後ろでバッキングに近いパターンが多かった印象。
そんなに我は強く感じないけど静かにステージを支配するような、非常に良い演奏でした。
ハネるような演奏をすれば、しっとりうっとりとした演奏も聴かせてくれて変化自在です。
中盤にやったクラシックメドレーも力強いプレイでさすがです。

曲によってはインストだったり歌が入ったり、サックスの人がコーラスに入ったりという感じでした。
普通にメロディーも良いし曲も良いですねー。
そして、何よりも全体的にリズムが濃い。
絶対にズレないしカッチリカッチリ決めてくるけど、そこから生まれるグルーヴ感が素晴らしい。
こーゆーの生で観て体感しないと分からないですね。
日本人には絶対にマネ出来ないノリです。

バンドメンバーは皆巧いと思ったけど、ドラマーの人は派手さは無く至って普通のプレイに思いました。
ドラムの「おっ」と思ったプレイは終盤のドラムソロの一瞬だけだったなぁ。

曲間はほとんど間が無くて、終わったと思ったらすぐ次の曲が始まっていきます。
MCも終盤に一回あっただけで、これが一番長いブレイクでした。
本編最後ではバンドメンバーはステージ上に残して、父さんだけ退場。
そのままサックスの人が煽りながら父さんを迎えて、すぐにアンコールスタート。

ステージすぐの客席に座っている女性にTシャツをプレゼントして手の甲にキスしたり、退場する際もステージ前の客席をぐるっと一周しながらオーディエンスと握手したりハグしたりと、かなりサービス精神旺盛な方なのですね。
あー、オイラも握手したかったーーッス。
こっちのエリアには手を振ってくれただけですが、そんな全体の客席の様子を見ながらニヤニヤしてました。

それにしても69歳のご高齢ながら、まだまだ若いですわ。
白髪だったけど、メンバーの中で一番髪の量が多いですからね。
他のメンバーは皆ハゲてましたが、そんな中でアフロに出来る髪量があるのがスゴイです。

という訳で、初めてのビルボード東京に初めてのアラン・トゥーサンで非常に楽しかったです。
しかし、次回この場所に来るのはいつになるでしょうか。
若干セレブ臭はしますが、今回来ていたオーディエンスは至って普通の層でしたし、そんな悪い場所では無いと思います。

2007/10/14(日) CARLOS NUNEZ @三鷹公会堂 

相変わらず全然聴いた事ないアーティストなんですけど、隊長に連れられてカルロス・ヌニョスのライブへ行って参りました。

チーフタンズとも親交のある、ケルト音楽をやっているスペイン人ですね。
日本だと、ジブリのゲド戦記のサントラにも参加しているのでそっち方面から聴いた人もいるかもしれません。
ゲド戦記のライブで今年5月にNHKホールで公演をしており、今年二度目の来日になります。
今回はゲド戦記とは関係の無い、彼自身のライブなのですが、どっかしらゲドが絡んでくるだろうと思っていたら案の定ゲド色が強かったように思います。
ジブリのお膝元の三鷹というロケーションもありますしね。

一緒に行った隊長やIさんの話だと、アルバムのジャケットやフライヤーにはいつも頭の途中で切れていて、頭のてっぺんが写ってないんだとか。
なるほど、 プランクトンのサイトを見ると確かに頭は写ってなくてちょっとイイ男風ですね。


会場は800人規模で、三鷹市武蔵野市近辺の400人規模のホールと比べて横に広いですね。
やっぱり作りが古くて客席がちょっと狭いです。
客席にはピーターバラカンの姿もありました。

set1は客席の後ろから一人ずつ一曲演奏しながらステージへ登場する趣向で、カルロスさんは一番手に笛を吹きながら登場です。
その後に続いて、他のメンバーも一人ずつ登場しました。

カルロスさん、ほとんどのMCは日本語で頑張ります。
非常につたないけどとても一生懸命に「ツギノ キォクーハ ・・・」と曲の紹介などをします。

曲によっては、ハープの西山まりえさんも参加して素敵なメロディーを聴かせてくれました。
彼女が使っていたハープは一風変わったハープだそうで、通常のハープは音程を変えられるらしいのですが木の枠に弦が張っているだけなので音が固定なんだそうです。

カルロスさんは曲によって何本も用意してきた笛を使い分け、スペインのバグパイブという「ガイダ」という楽器も使います。
低音がプオーーーーーーと鳴っていて、その上に口で空気を入れながらメロディーを演奏する楽器で、上に黒い布が突き出ていたり低音を他の管のようなものを操作してチューニングしたりと面白い楽器でした。

フィドルの女性もパーカッションの人も良い感じでしたが、左側の弦楽器奏者の音があまり良く聴こえて来なかったのが残念です。
set2終盤のソロではもちろん目立っていたけど、他の時ももうちょっと前に出てくれば良かったのにと思います。


数年前に佐渡のアースセレブレーションに来た時はダンサブルな曲が多かったらしいんですが、今回はホールだったせいかしっとりとメロディーを聴かせる曲が多かった印象です。
ゲド戦記の曲も数曲やっていて、それらの曲がやはり音の調べを聴かせるようなキュッと切ない曲が多かったせいかもしれません。
そのゲド戦記の曲でデビューしたという手嶌(てじま)葵さんがボーカルで数曲参加していて、
全然彼女に対して知識が無かったので、ちょっと前に流行った沖縄系なのか~と一瞬思いましたが、そういう訳でもなさそうでした。

チーフタンズの時の元ちとせはちょっといただけなかったけど、今回の手嶌葵さんの洗われるような歌声で良かったと思います。

ゲドの他には、スペインの伝統音楽にインスパイヤされたという説明で始まったボレロやチーフタンズに捧げるという曲やキューバに渡った移民の曲などをやっていましたね。

あとアレですね。
終盤では横の人と小指で手を繋いで上下に腕を振って踊る曲ですね。
客席の人が次々にフィドルの女性やホールの係員に拉致されて、客席の通路をぐるぐるぐると踊っていきました。
曲は違えど同じ事をチーフタンズもやっていたので、これってばケルトの伝統なのでしょうか。

同じケルト音楽を根っことしていてるチーフタンズとカルロスさんの両者を対比すると、似ているところと違うところがいろいろあるなーと思いました。
アイルランドとスペインというお国柄があるのでしょう。
もっとヨーロッパのケルト民族にまつわる歴史を知っていると理解度が高まるかもしれません。


ヨーロッパの民族音楽は、こっちの音楽のどこかにもその流れを汲んでいるのかもしれないけど、こうやってライブに足を運ばなければそう耳にする機会が無い音楽だったので、もうちょっと掘り下げてみたいなーと思った今日この頃でした。

それでも、音楽的にはとっても大衆的で楽しめます。
ヨーロッパに限らず、アフリカものとかワールドミュージックは面白いですね。


あぁ、そうだ、そうだ。コレを書き忘れちゃいけねぇッス。
ステージに登場したカルロスさんの、スポットライトを浴びてキレイに光る頭が忘れられませんw。
弦楽器の人も頭剃ってるし、ツルピカライブでございました。

2007/10/10(水) Sardine Head / 梵鉾!セッション @吉祥寺スターパインズカフェ 

平日に吉祥寺はちとキツので今回は見送る予定のライブだったんだけど、ギリギリsardine headの開始時間には間に合いそうだし、翌週のユーコはこれまた平日だから厳しいし、もう一個の対バンに芳垣さん・ナスノさんが参加するし、という事でノンビリ手ぶらで行ってみる事にしました。

19時半ぐらいに会場へ到着すると、サーディンと思わしき妙なフレーズが耳に入ってきた。
にも関わらず、入り口でばったりドラマーの小林さん出会う。
アレレ?ステージはいいのー?
という訳で、ギリギリ間に合ったみたいですね。
2階部(実際は地下一階だけど、ステージを一階と勘定して書きます)の吹き抜けから下のステージの方を覗いて見ると、みんな座ってお行儀良く観ている。
たまにゃゆっくり立ってみようかな~と思って、そのまま吹き抜けの所から見る事にした。

一曲目としては珍しいセットリストになるBlock Signalから。
そして2曲目は聴いた事が無い曲。
ギターのフレーズがキレイな曲で、昔の曲かしら?とも思ったけれどどうやら新曲だった模様。

新曲を書くペースが本当に早いですね。
今年に入って何曲目になるでしょうか。

その後もここ最近は「ケーキ」が乱発して妙に笑いを誘うCream Cheese CakeとかBegとか最近の定番な曲を繋ぎつつ、今回一番ヒットだと思われるぐぃんぐぃんなRomanchicaへ。
いやーカッコいいなぁーなんて思ってたら、終盤の一瞬だけミラーボールが回った。
Sardine Headのライブにミラーボールなんて、ちょっとニヤリとしてしまいました。

そしてラストはSoilで、1時間強のライブは終了。

ロングセットでは無かったけど、それなりに楽しめました。

で、次のバンドは芳垣さんナスノさんがゲスト参加するという梵鉾!セッション。
前にサーティンがスタパでやった時もこのバンドと一緒にやったんだけど、その時は不参加だったので今回初めて観るバンド。

ホーン隊が入ってシンセなどの打ち込みを使いつつの、ちょっと形容がしづらい音楽かな。
まず一曲目、ボーカルが苦手だ。あかん。
このボーカルが無かれば聴けるかな、と思ったけどその後続くインストの曲も別に興味を引く感じではなく。
芳垣さんとナスノさんの土台は非常にパワフルで、最近ジャズな芳垣さんのプレイを見て来たので、芳垣さんのロック的なプレイは久しぶりで新鮮だった。
が、特にこのバンドの中で目立つ役割がある訳ではなく、ドラムに関しては打ち込みも使ってる曲があって何でやねんと言わざる得ないですね

ご飯食べてないからお腹空いてきたし、家遠いから早く帰りたいなーと思って30分程度みて早々に切り上げてしまった。

残念だったのは、前回のライブの時にエロいと噂だったアコギの姉ちゃんが、スボン履いていて全くエロく無かった事。
確かにあの足の開き方はスカートだとかなり危険なアングルですね。
まぁ、音楽に全く関係無いどうでもいい話ですよね。


これを機にサーディンと芳垣さんらが絡む事があれば良いのにーと思います。
ちなみに、サーディンが演奏中に入り口付近を芳垣さんが歩いていて「抱きつきたいーー!」と思ったのは内緒です(笑)。

2007/10/8(月) MUSIC ON! TV GG07 @横浜アリーナ 

友人に誘われて9年ぶりぐらいに横浜アリーナへ行って参りました。
過去に横浜アリーナへ行ったのは、10代の時にJUDY AND MARYとL'Arc~en~Cielのライブを見に行った2回のみですね。
いやいや、お懐かしい限りです。

今回のこのイベントはMUSIC ONで番組を持っているジョージ・ウィリアムズという人が企画したJ-POPなアーティストが沢山出るイベントです。
ロッキンジャパンの縮小版みたいなもんですね、客層もそんな感じだったし。
席は二階席のAブロックの一番後ろの席。
まぁまぁの席でしょうか。


一番手はBEAT CRUSADERSでしたが、着いた時にはもう始まっていたので客席には行かずにロビーでだらだら麦酒飲んでました。
彼らのMCは下ネタ満載らしいので、少しは見ておけば良かったかな(笑)。

二番目はDOPING PANDA。
全く音を聴いた事が無いアーティストでしたが、ちょっとニューウェイブな雰囲気もあって普通に聴ける感じ。
客席の方はあんまし盛り上がってませんでしたが。

三番目はMONGOL800。これまた懐かしいバンドも出るもんだ。
アレですね、「あなたに」で大ブレイクした沖縄のバンドです。
高校生の頃から聴いていて1st・2nd・3rdアルバムも持ってるし、何だかスゲー好きな人みたいじゃないの、オイラ。
とは言っても3rd辺りなんて全く覚えてないッス。
でもライブは初めてなので、それなりに楽しみにしていたり。
意外と1stからの選曲も多くて、今回の出演者の中では知っている曲が一番多かったライブでした。
良いとか悪いとかではなくて、こうやって知っている曲が多いと普通に楽しかったりします。

四番目はACIDMAN。
再びロビーで麦酒飲んでいたので、全く観てません。
確か一度カウントダウンジャパンの時に見ているので、特に食指を動かず。

五番目はDragon Ash。
客席の方は全員総立ちで一番盛り上がっていたと思われます。
なんかラテン風の曲から始まって、最近はこんな曲もやってるんですな。
彼らは何処へ向かっているのでしょうか。
ちなみにオイラが知っている曲はFantasistaのみでしたが、他のオーディエンスは別の曲にも反応していたので有名曲なのでしょう。
みんな大好きドラゴンアッシュ。
ラストの曲ではELTの持田香織が登場して、ステージ上がなんともシュールな雰囲気でした。

六番目はKEMURI。
彼らの曲も全く知らないんだけど、ぶっちゃけ全部同じに聴こえてしまうから家で聴こうとは思わないアーティストではありますが、ノリが分かりやすいのでライブは楽しいのです。
今年解散する事もあって、こうやって最後に観れたのは嬉しいかな。
しかし客席の方は彼らを観ずに帰った人も結構いるようで、空席が目立ちました。
スタンディングの方はダイブもあって一番盛り上がっていたように思います。


だいたい1バンド30分程度の持ち時間で短い時間なのは拭えないけど、あまり長く観ても飽きそうなのでちょうど良かったかも。

しかしJ-Popってヤツは、
曲が知っているから楽しい
曲が知らなくてもそこそこ楽しめる
曲が知らないとハッキリ言ってツマラン
の3種類に分かれるなー。
いや、J-Popに限らず音楽全般に言える事なんだけど、「曲を知っているか知らないか」が一番謙虚に現れますね。

普段行くライブが基本的に予備知識無しで飛び込む事が多く、そしてそれでもガッツリ楽しめるライブが多いので、そういったジャズとかワールドミュージックとか即興音楽とは全く種類の違う音楽なのは重々承知でありますが、音楽の楽しみ方も色んな種類があるもんだと思いました。

それにしてもアリーナ級の大きさになると広すぎて音が回って、全然音が良くないですね。
やっぱり大きいところは好きじゃねーッス。

2007/10/6(土) ラカトシュ&シュネート ベルガー @武蔵野市民文化会館 

確か7月にザンジバルのライブを見に行った時だと思うんだけど、その時に入っていたフライヤーに「ジプシーとジャズの共演」といったモノが入っていてチケ代も2500円と安い事もあって、全く予備知識は無かったけど興味の対象にはなってました。

しかし一般に発売されているチケは枚数が限定されているようで(たぶん市民枠みたいなのがあるんじゃないかなと推測)、ちょうどラスト一枚を隊長にゲットしてもらい、オイラが行く事になりました。

後から知ったんだけどこの翌日には新宿ピットインでの公演も決まっていたみたいで、そちらのチケットは4500円。
内容的には満足が行くもののさすがに4500円はちょっと高いと思うので、こっちの公演に行けて良かったかな。

サックスのトニー・ラカトシュは、クラシック一家の出身でソニー・ロリンズに影響を受けサックスを始めたとか。
ギターのフェレンツ・シュネート ベルガーはジャンゴ・ラインハルトなどに影響を受けたようで、パットメセニーとも共演をした経歴あり。
入場時にもらったフライヤーの中にお二人の経歴が書かれたものがあったけど、残念ながら捨ててしまったので。詳しい内容があまり思い出せないのです。
「ジプシーとジャズの共演」というより、二人ともジプシージャズの人なんじゃないかなと思います。


400人ぐらい収容出来る小さなホールで、ステージ上には左右に小さなスピーカーがあるのみ。
弦がナイロンっぽい感じがしたのでたぶんガットギターだと思うんだけど、そのギターにゲーブルを繋いでスピーカーから音を出すだけで、サックスは生音。
客席は物音一つ立てるだけでも非常に目立つぐらい静まり返っていました。

艶やかで優しい音色を出すラカトシュに、細かいフレーズを弾きこなす超絶なシュネート ベルガーのお二方はさすがにお上手なものです。
お二人とも黒いズボンに黒いハットとお揃いの格好。
ちょっと太っちょで恰幅の良いラカトシュに対し、シュネートベルガーは渋めのおじさまです。
彼らの出す音があまりに気持ち良くてset1の途中にちょっとうとうとしてしまいました。
最近寝てばかりですが、そんだけアルファ波が出てるという事で。

チケ代が安かったから90分ぐらいで終わるかと思ったのですが、2setで2時間近くフルセットやってくれたのが嬉しい。

果たしてジプシージャズとはなにぞや?と思うのですが、それは彼らの出身やバックヤードに関係するものでしょうか。
ジャズに対してそんなに詳しくないのであれやこれやと分類するのが良く分からず、自分にとっては普通にジャズでした。


終演後ロビーに貼り出されていたセットリスト
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お二方のオリジナルをメインに、おそらく今回の来日の為に書き下ろされたと思われる二人の共作もありますね。
カヴァーではジャンゴやアントニオ・カルロス・ジョビンの曲や、童謡の赤とんぼなども。
ここには書かれてないけど、アンコールにはボサノバな曲もやってました。

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終わった後は、ワーロックスを見にユーコトピアへ。
23時前に着くと、ちょうどset1が終わって集合写真を撮影するところだった。
そしてちゃっかり参加するオイラ。
終電の時間の関係で半分ぐらい引けてしまったので、この続きはやるのかなと不安に思ったけどそんな不安を吹き飛ぶぐらい、2時近くまで約2時間のショウをやってくれました。
いやぁスゲーわ。今日はニューイヤーだっけ?と思うぐらいの濃くて長いショウでした。
今年のワーロックスは専属エンジニアもゲットしてノリにノッている時期だと思います。

2007/10/3(水) 南博Go There @新宿PIT INN 

二回目の南博Go Thereです。
今回は9/1のAG6へ行った時に予約を済ませたので、めちゃくちゃ早い4番目に名前を呼ばれて、こんなに早い番号は初めてッス。

中へ入って、早速一番前の席をゲット。
大抵いつもはスピーカーよりちょっと後ろ目の、前から5番目辺りに座る事が多く、一番前の席に座るのも初めて。
この至近距離で見るとどういった感じになるのかコレは凄い楽しみだったけど、このチョイスは大正解だったみたい。

前回はやはり5番目の右のブロックの席(サックス側)座っていたせいか、サックスとドラムの音が大きくて、ピアノとベースの音がかき消されてバランスがちょっと微妙だった。
南さんのリーダーバンドなんだから、スピーカーからのピアノの出音をもっと大きくすりゃーいいのになぁなんて思ったりしてたんだけどね。
で、一番前の席は南さんのピアノも前に出てハッキリ聴き取れるし、ベースアンプの正面だったせいもあってベースの音も前に出てきていい感じだ。
それでも、サックスとドラムがやかましいのは変わらないんだけどね(笑)。
サックスの出音が大きいのは楽器の特性上しょうがないし、ドラムの手数が多くてやかましいのはコレも見せ場の一つだと思うからコレはコレで。

set1は水谷さんのベースで始まりベースで終わるA3から始まり、前回の時も演奏していたFalling Falling FallingとDecemberとサクラと続いて、マサチューセッツという曲も演奏。
なんだかんだで結果的に1時間以上のセットになった。

A3はあまりに長くて途中の展開が変わったところでメドレー方式で違う曲にいったと思ってたら、また最後にA3のベースラインが出てきたから、たぶん25分強で一曲だったみたい。
マサチューセッツは今回初めて聴いたけど、この曲も好きな感じだ。

この手のジャズのライブは同じ曲は毎回同じ展開なんだろうと思っていたんだけど、先述のA3のような事もあり毎回違う手法を見せてくれるのは嬉しい。

そして、set1中盤の南さんのMCで大爆笑の渦。
南さんが昔アメリカでピアノを弾いていた頃、よく「チャイニーズだ、チャイニーズだ」「北京からきたんだろ」と言われる事が多かったようで。
「東京だ」と答えると「北京と東京はどうちがうんだ」と言われる始末。
その話を踏まえ、
「我々がルーマニアとブルガリアの違いを言えというのと似てるんだよね」
「ルーマニアは吸血鬼で有名で、ブルガリアはヨーグルトの国でしょ」
ヨーグルトで爆笑。
ブルガリアの話から唐突に相撲の話へ
「相撲にもヒールがね、体中に刺青入れてたり、反則ばかりしたりする力士がいたら盛り上がるでしょ」
「相手の目に塩をぱっとかけたり、わざとまわしがほどけちゃったり、NHKも困るでしょ」
南さんはこの日熱があって病院で座薬を入れられた、という話をしきりにしていて
「座薬は新宿二丁目の医者がきっと考えたんだよ」という話まで。

いやぁ、MCの毒舌っぶりが楽しいです。
きっと熱があったせいで変なテンションだったのじゃないかなーとも思うけど、これがきっと本来の南さんの属性なんでしょう。

んで、set2は・・・
この日は目・頭・肩が非常に痛かったので、目をつぶって聴いていたら、うとうとうと~~と。
ふっと目が覚めてはまた眠りに落ちるの繰り返し(苦笑)。
もちろん演奏が気持ち良い、というのもあるんだけどさ、元々演奏中は寝た事無かったのにこの間のパットメセニーの時といい、ここ最近はヒドイわな。
と言うわけで半分以上夢うつつ状態でした、すみませぬ。。。

南さんの体調を配慮して早めに終わるかと思っていたけど、何のこっちゃ終わったの23時過ぎですよ。
ピットインへ良くようになって、一番遅い時間だったかもしれない。
まさに、座薬効果でしょうか。
まだ時間大丈夫だろう、と時計を見たらかなりヤバイ事になっていたので足早に新宿駅に向かうのでした。

しかし、こうやって改めて見るとやはり芳垣さんのドラミングはこのバンドでは異質なものだなぁとしみじみ思いました。
ピアノ・サックス・ベースは美しいメロディーに美しい音色で向いている方向は同じなんだけど、ドラムは手数が多くてやかましいくて、方向性がちょっと違く感じる。
とは言ったものの、芳垣さんはこの間の酒井俊の時には控えめの寄り添うようなドラムを叩いていたので、わざとこうやっているのは承知の上で、だから面白いんだけどね。
ピアノソロの時の、南さんと芳垣さんのアゲまくりな演奏が大好きです。