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2010/6/26(土) Hermeto Pascoal e Grupo @渋谷PLEASURE PLEASURE 

前回2004年に来日した代官山UNITの時はCyroとのジョイントライブという形式で、エルメート・パスコアールはソロ&奥様のデュオのセット。ろくに知識もないままライブに行き、Cyroとの共演じゃない事に若干肩を落とし、前の方で見ていたら貧血気味になったので後ろに引っ込んだらステージが全然見えないUNITの造りを呪い、そんなもんでパスコアールのセットを半分ぐらい見たところで退散したというオイラヘタレっぷり。正直パスコアールの演奏は全然印象に残ってなかったのですが、今回はバンド編成という事でこれは期待が高まります。

109の横のプライムの6F、元映画館という今年出来たばかりの会場。300人程度のキャパで全体的に非常にステージが近い。椅子は映画館のまんまでドリンクホルダー付きのふかふかの椅子、これは快適です。5列目のセンター寄りで、こんな近距離で見れるなんて感激です。

ステージは緑の葉などでデコーレションされ、うっそうとした南米の森の中のような雰囲気。
序盤は全員揃ってではなくドラムソロ、鍵盤&サックスのソロといった少数編成での短い演奏を繋ぎながら始まり、パスコアール以外のメンバーが出揃って曲を形成していくと御大が登場。

パスコアールは鍵盤を弾いたり歌ったりと自身が演奏する合間に、他のメンバーにフロントに出ろと指をさして指示したり、オーディエンスにコール&レスポンスを促したりと、全体的な指揮をとりながら元気良くステージ上を動き回っており、なんともかわいらしいお爺ちゃんでした。
一見適当にがなっているようなスキャットも音程を外すことなく細かくコントロールされていたりと、自然体でありながら卓越した技術を披露。鳥の声も良いタイミングで使ったりと、終盤ではヤカンを吹くプレイも炸裂し、そのプレイはユニークであり自由自在です。

そして、リズムが複雑な楽曲が多い中、一糸乱れぬタイトな演奏をみえるメンバーも非常に素晴らしい。
よくこんなリズム叩けるな~とパッカッションのタンバリンプレイや手拍子で複雑なリズムを刻む奥様に目を奪われます。リズムがとても強くて面白い。
特にこの奥様、メロディパートとのユニゾンのスキャットも素晴らしいし、手でボディを叩くパーカッションプレイや12弦ギター(であってるかな?)をも操るマルチな才能に驚きます。演奏の合間にも甲斐甲斐しく翁の傍らに寄り添い、パーカッションやバンドネオンを用意したりと、いやいや~良いもん見させて頂きました。

あっという間に80分が過ぎて終演。内容はとても充実していましたが、やはり時間は物足りない。アーリーショウは特に時間の制約も大きいですし、これはフルで2セット体験したかったですね。
会場を後にすると、プライムの外へ出たところにドラマーを見かけたので握手を頂きました。


セットリスト。友人に感謝。

■2010/6/26 Early Show
01. Introduction > Mudanca > ?
02. Ilzinha
03. Fazenda Nova
04. ?
05. Garrote
06. Irmaos Latinos
E.07. Airan
E.08. Taynara

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2010/6/12(土) Pat Metheny @すみだトリフォニーホール 

順序がアレですが、さきに昨日のライブ感想をアップしちゃいます~。

自動演奏装置“オーケストリオン”を使用したパットメセニーのソロアルバム「the orchestrion」を今年一月に発売し、そのシステムを引っ提げてのジャパンツアーとなります。

アルバムは聴いてないんですが、このPVを見るととても胸がワクワクします。今回のライブもこれを見て行こうと決めたもんですよ。


両国から錦糸町へ向かう電車の中、いっとう高いタワー発見、あれがスカイツリーですか。会場へ向かう途中でも下から上まで見通しの良い場所もあり、スカイツリーまでの近さにビックリ。写真を撮り忘れたのが残念です。

会場に着いてから、まずはステージに寄って機材の確認。ヴィブラフォン、マリンバ、ピアノなどが用意されており、これがどう自動演奏されるのかは機材を見るだけではよく分からない。ステージ後方には幕で隠れている部分もあり、これは実際に演奏を目の当たりにするのが非常に楽しみになります。

開演時間10分過ぎたところパットメセニー登場。序盤はソロで演奏。自身の曲のメドレーは知ってる曲のフレーズが出てくると嬉しくなりますね。3曲目ではピカソギターを使用しての曲。多彩な音色です。
4曲目を過ぎたところから、途中でハイハットのような音が入ってきて、おっ!と思ってると曲が終わった後にステージ後方の幕が下がり、ドラムセット、パーカッションなどの様々な機材をお披露目。お~こうなっていたのですね、こりゃ面白い。会場内では一層歓声が上がります。

オーケストリオンについては詳しく調べてないので、どういったしくみで演奏されているのかサッパリなんですが、生き物のように動き演奏し非常に面白い。音が出るタイミングで各楽器が光るので視覚的にも分かりやすいです。ピアノは鍵盤が光り、ベースはその下に付いている大きめのライトが音程によって青や白や赤や黄色などに変化します。音と色との融合ってのは、属性魔法に色と音を組み合わせていたPSゲーム「クロノクロス」を彷彿させます。まぁ会場内でそう思ったのはオイラですよね~。

小物金物もセットにぶら下がってプラプラ揺れたり、左右の空き瓶セットも瓶がピカピカ光ったり。この空き瓶はどうやって音出てるのか分からんですわ。

全体的な音のオンオフはフットメダルで操作していたんじゃないかな~と推測するのですが(実際にステージにはエフェクターではなさそうなフットペダルが置いてあったし)、パットメセニーがオーケストリオンに合わせて演奏しているのか、オーケストリオンがパットメセニーのギターに合わせて音を出しているのか、これはどちらなんでしょうね。普通に見ていると、パットメセニーの演奏に合わせて音が出ているように思えます。あのおびただしいオーケストリオンがパットメセニーと一緒に音を駆け抜けていく場面は鳥肌モノですよ。メセニーのギターとヴィブラフォンや空き瓶がユニゾンで連動していったり、ドラムやパーカッションがそのリズムと連動していったりというのもあって、その仕組みの謎は深まるばかりです。

本編終盤では、楽器一つ一つそれこそドラムセットからピアノまで、ギターでリズムやメロディを操作して(いるように見えるだけ??)その音をループさせて重ねていく場面もあり、こういった姿はケラー・ウィリアムスを彷彿させますね。そこでギターシンセも登場。

それにしても一曲一曲ギターを取り替えて、その際に観客の拍手に答えるべく毎回深いおじぎをするメセニーの姿は非常に謙虚だなと思います。

おそらく予定にしてなったトリプルアンコールまで行い、2時間50分ぐらいのロングセットとなりました。この長丁場を今回の相棒というべきオーケストリオンはいるものの、一人でやり抜いちゃうパワーは凄いです。メセニーの繊細なギターもオーケストリオンとのアンサンブルも、非常に良いライブでした。

まぁぶっちゃけ自動演奏となるとグルーヴ感というのはやはり乏しく、特に打楽器系は弱いのも重々にあり、この辺りは惜しいな~と思います。それでもメセニーが一人でこういったものを構築してライブやっちゃうというのは変態以外の何でもない。メセニーだってこれで何かを提示したい訳でもなく、ただ面白いからやってしまおうとしたんでしょう。その心意気や感服です。
次回はPMGでブルーノトーじゃなくてこういった長丁場のライブを魅せて欲しいものです。

終演後は撮影OKだったのですが、ステージ前に人が群がりデジカメを持ってこなかったのもあってこれが精一杯。いやはや。


バックのパイプオルガン。これの演奏するコンサートも見てみたいですね。

pm-3.jpg
一番上にバスドラ。普通のドラムセットとは逆位置になりますがな。


余談。
前日のピットインでは「パットメセニーとライブが被ってしまって、あちらに客を取られてしまった」という事を芳垣さんがおっしゃって会場の笑いを誘ってましたが、同日のVincent Atmicusの客足はどうだったのでしょうね。まぁVincentはおそらく大盛況だったと思うので、そうするとナッジナッジの日だってこの言い訳は通用しませんよっと(笑)。

2010/3/20(土) KLAUS SCHULZE @国際フォーラムC 

クラウス・シュルツェのジャパンツアー初日に行ってきました。ドイツのタンジェリンドリームの初期メンバーにして電子音楽の御大でありますが、相変わらず予備知識がほとんどない状態。数日前に友人にアルバムを聴かせてもらい何となく予習。

チケット発売日にキャプテントリップのサイトでチケットを購入したおかげで、9列目の左のブロックの席。眺めは悪くありませんが、肝心のシュルツェはキーボードの影に隠れてしまい、何をしているのか良く分かりませんでした。これはちょっと残念です。機材は5台ほどのRoland製のシンセサイザーを二段三列に配置しアップルマークが煌々と光るラップトップも用意されており、シュルツェの背面にはシーケンサーの壁、壁、壁。

ステージ背面のスクリーンにはVJが投影され、地球や宇宙をイメージした映像から図形や幾何学模様のような映像がぐるぐる回っています。ライティングもステージ上をぐるぐる回っており、音とのリンク具合はビートが強くなると回り方も速くなる程度で、特に目を見張る場面は無かったですね。

音楽はアンビエントで反復音楽。大きく盛り上がる部分は少なく、シュルツェ自身も一回ギターを触った程度であとはシーケンサーやシンセを操作したり、でもシュルツェが良く見えなかったせいで鍵盤をどれぐらい弾いていたのかも分からない。正直なところ生々しさをあまり感じさせないショウでしたが、リアルタイムに音を構築していく様は圧巻でしょうか。まぁ何というか、大音量で映画を見ている感覚に近いものがあります。

Set1はさてこれからという時に40分強で終了で、ちょっと短い、というかもったいない。
set2の中盤で演奏はプログラミングに任せてステージを立つ場面があって(トイレ休憩かね・笑)、なんとなくおちゃめな爺ちゃんな印象だったり。
終盤にスクリーンに「くつろぎ」と文字が浮かび上がり笑いを誘います。これは、くつろいで聴いてね、というメッセージなのでしょうか。そんな事したらうたた寝必至なんですけどね。

という感じで、アンコールを含めて2時間程度のライブでした。終演後もまだ早い時間なので、新橋に移動して反省会でした。

2010/3/7(日) ふちがみとふなと @吉祥寺MANDA-LA2 

「ふちがみとふなと だいたい20周年ぐらいライブ」という2days行われたライブの二日目です。前日はお二人だけでふちがみとふなと単体のライブでしたが、この二日目はロケットマツさんと外山さんがゲスト参加します。

ふちがみとふなとは以前クアトロのこけら落としの際に芳垣さんのイベントで見たきりで今回が二回目になります。その時は途中から芳垣さんがドラムで参加していましたが、今回は外山さんという事で、これまた期待せずにはいられません。
ふちがみとふなとの単独ライブに来るのは初めてですが、同じマンダラ2でも吉田達也系のライブとも中村まりとも客層が違うものですね。

基本的にゲスト二人を常時交えたセットで。
ロケットマツさんはピアノをメインに、ぶーぶーな笛、ピアニカ、アコーディオンなど多彩な楽器を使用。要所要所におもちゃみたいな音が入ってきます。渕上さんがピアニカを吹いてツインピアニカな場面もありました。

外山さんは基本スタンディングでドラミング。それこそ子供がおもちゃで遊んでいるようなドラミングですね。指に引っ掛けてカウベルを鳴らしたり、その指の金具だけでカチカチ音を出したり。コーラスに参加もしており、外山さんの歌っている姿というのは初めてみたかもしれない。
以前見た芳垣さんドラマーだと音楽的な部分が立ち過ぎる向きがあり、もちろんそれはそれでカッコイイのですが、このバンドの世界観には外山さんのような叩き手の方が”らしさ”が引き立つように思います。

自分の席からは全く船戸さんが見えなかったのがちょっと残念。

MCでは渕上さんが外山さんに話題を振るも、外山さんはほとんどしゃべらず。船戸さん並のシャイボーイですかね。

ある曲のソロ回しでは渕上さんピアニカでエアヴァイオリンすると、外山さんもスティックでエアヴァイオリンを真似る。そこで渕上さんが外山さんを煽って音を振ると、照れて止めてしまったり。でも渕上さんが始めるとまた外山さんも後に続いて真似る。なんというか外山さん天邪鬼っぷりをここでも発揮。

ヒーロー戦隊的な曲でオーディエンスみんなで「ゴー!ゴー!」の掛け合いという楽しい場面もあり、アンコールではルーリードのカヴァーなんてのも。
アンコールブレイクではお店側からケーキ登場で渕上さん号泣。

なんというか童話の世界みたいな、渕上さんと船戸さんの人柄に触れるような、優しくも暖かいライブでした。オーディエンスの大半も勝手知ったるか非常にアットホームでした。

2days来た方には自己申告制でお土産付きという事でしたが、どういったお土産なのか気になるところです。そしてオイラは物販で気になっていたカヴァー集を購入して帰宅しました。

2010/3/2(火) 田中信正トリオ@横浜DOLPHY 

メンバー:田中信正(p), 坂井紅介(b), 芳垣安洋(ds)

前日のnbaba trioに引き続き、個人的に田中さん2days。このメンバーでは今回初めてのトリオになるそうです。坂井紅介さんは今回初めて見ます。年配者らしく、ベテランの貫禄が伺えます。

「それじゃ始めましょうか」という段になった時に、ナルディスの譜面がA3で2.5枚という長さで譜面台に乗り切らず、芳垣さんも坂井さんも「テープ下さーい」と初っ端から中断して譜面をセッティング。ゆるいスタートです。

set1は田中さんのオリジナルとジャズスタンダードをアレンジした曲を交えたセット。田中さんの曲Footsteps~は前日のnbaba trioも演奏していましたね。この曲は「”家政婦が見た”に似ている」と田中さん談でした。初めて見る坂井さんのプレイですが、かなりフレーズを弾きまくります。ピアノとユニゾンな場面が多数、すげぇっすわ。

set2は全部人の曲という事で、芳垣さんや坂井さんの曲や他ジャズのカヴァーも。Re-Baptizumは芳垣さんの素手で叩くプレイから導入して、テーマ部以外は原曲を留めてないかの如くカオスで嵐のような演奏でした。いや、そもそもテーマ部以外は曲としての構成が決まっているんでしょうかね。坂井さんはご自身の曲では弓弾きでプレイ。こちらも良い響きです。意外だったのがパットメセニーのカヴァー。メセニーのカヴァー自体聴くのも初めてだったりしますが、田中さんのピアノプレイ的にはトリッキーでクレイジーな印象なので、このような美曲もカヴァーするんだなぁと。締めは昨日と同じくSaturday Night In The Cosmosで本編終了となります。

アンコールはメンバー自身も笑いながら「信じられないぐらい速く」をテーマにした即興。三人とも限界に挑戦するかのようなハイスピードでの即興プレイ、いや~体を張った本気のギャグですよ。とにかく芳垣さんが煽る、煽る。久しぶりに芳垣さんの本気のドラミングを見たような気がします。

前日のnbaba trioも今回のトリオも、普段自分が行くライブでは聴かないようなカヴァー曲を聴けて非常に興味深いです。原曲もそのアーティストもほとんど知らないものばかりなので勉強になります。カヴァー曲でも違った選曲になると、演奏者の違った面が見れるのも面白いですね。

このトリオは今後も定期的にライブをやるのか分かりませんが、また是非やって欲しいです。

■セットリスト
set1
01. Nardis(Miles Davis)
02. Night&Day(COLE PORTER)
03. Footsteps Of Japanese Shorttales(田中信正)
04. SATIN DOLL
05. Edge(田中信正)

set2
01. Re-Baptizum(芳垣安洋)
02. Little Boy(坂井紅介)
03. SHUFFLE MONTGOMERY(Herbie Nichols)
04. Farmer's trust(Pat Metheny)
05. Saturday Night In The Cosmos(Don Pullen)
E.06. 即興

2010/3/1(月) 吉野弘志nbaba trio @新宿PIT INN 

メンバー:吉野弘志(b), 田中信正(p)., 藤井信雄(ds), 小森慶子(sax,cl)

芳垣さんのAcoustic Jazz setで田中さんを見た以来、こちらのバンドも気になっていました。そんな訳で今回初体験。吉野さんは以前坂田さん&芳垣さんバースデイライブで一度見たきり、藤井さんはDCPRGや坪口トリオで何度か見た事があります。今回ゲストで入る小森さんは渋さや高円寺百景で見た事あるけど、こういったシンプルなジャズセットでは初めてです。

会場時間になりPIT INN前には3人しか並んでおらず、名前も呼ばれぬまま普通に入場。結局開始時間になっても10人程度。月初の月曜だから余計に客足が伸びないのかもしれませんが、それにしたって寂しいものです。

小森さん、明るい茶髪にショートカットで「あれ?小森さんだよね?」と最初分からなかった。小森さんはソプラノサックスとバスクラリネット。バスクラを吹いている姿を見るのは初めてかもしれない。
田中さん、何がどう凄いってうまく言い表せないんだけど、目を離せない場面多数。足元はブーツ脱いで靴下で演奏だし、あの猫背姿とかテンションが高い時の目つきとかなんかクレイジーな雰囲気が溢れ出てています。
チームおっさんのリズム隊、華はないけどいぶし銀で渋い演奏。しっかりと演奏の底を支えます。

スタンダードなジャズフォーマットかと思っていたけど、フリーっぽい曲もあり現代音楽的な曲もあり、奏でる音楽は多彩。吉野さんのオリジナル曲は「nbaba」と「竹」という2曲でどちらともユーモア溢れる良い曲でした。nbabaでは藤井さんはカウベルを多用しているのが印象的です。カヴァー曲は、リー・コニッツ、ドン・ブーレン、武満徹。全く知らないアーティストです。武満はまぁ名前だけは知ってるけど、この「他人の顔」という曲、みんなユニゾンで走るフレーズで凄い好きなタイプの曲。吉野さんの弓弾きの響きが良い感じです。

客が少ないのがちょっともったいないですが、また一つ面白いバンドを知る事が出来たので個人的には大満足でした。

2010/2/21(日) PARTICLES vol,1(相対性理論/ウリチパン郡) @代官山 LOOP 

一昨年ぐらいから話題になっている相対性理論。前から見たいなーと思ってましたが毎回すぐにチケットがソールドアウトして叶わなかったところに、今回は先行予約で良番をゲットしての初体験になります。

まずライブ前に渋谷山家で一緒に行くメンバーと昼飲み。そこから歩いて行って開場時間を少し回ってしまいましたが、開場が押していたのでギリギリ間に合いました。一桁番台だったので好きな位置に行き放題。ドリンクバー前のカウンター位置に場所を確保。荷物もカウンターの上に置けるのでこれは楽チン。フロアより一段上がっているのでステージも見やすいですね。

ほぼオンタイムに1バンド目のウリチパン群。こちらも名前をよく見掛けますが見るのは初。キーボード兼ギターのリーダーなお兄さんをセンターに、両翼はキーボードの女性が二人、ドラムは見た事あるなと思ったら千住さんでした。

千住さんは以前にコンボピアノで見た事がありますが、あの時とは若干違うスタイルのドラミングですね。キーボード主導なところは音楽性が似ていると思います。センターの男性がメインのボーカルをとり、女性がコーラスで入ります。どことなく和風なピコピコ系ポップでした。

この後30分以上ブレイクが入り、相対性理論。ボーカルのやくしまるえつこは微動にせずに歌うという話は聞いていましたが、噂に違わず動かないっぷり。表情も全く変わりません。やくしまる効果かフロアも軽くノッている人がいるだけでほとんど動かず。フロアだけ見てるとどこぞのインプロのライブかと思います。

音楽的には、何となく90年代を思わせるようなちょっと古めのポップス的な雰囲気。そこにささやき系女性ボーカルが不思議歌詞を歌うという。ベースの人が曲と歌詞を書いているようですが、この歌詞が結構面白い。何となくクセになります。演奏メンバーは各々の役割を淡々とこなしていますがかなりうまいですね。ドラムがヘッドホンをしていたので、クリック音かキーボードの音をモニターしているのでしょう。

まぁそんなもんで曲も良いし人気があるのは頷けますが、ライブの熱量が全く感じられません。大きな会場で熱狂、というイメージは湧かないですね。人間の体温は感じられず、ただ自分の役割を淡々とこなすメンバーのみ。こういった雰囲気も演出の一つだとは思いますが、ライブとしてはノリノリに盛り上がる系ではないものの、こういったライブを受け入れられれば面白いかと思います。

ちなみにやくしまるさんは顔や雰囲気の路線的にはPerfumeのあ~ちゃん的でしょうか。うん、キラキラしていないあ~ちゃん、かな。

相対性理論ややくしまるさんは大友さんと対バンしたりd.v.dとコラボしたりと、その界隈との絡みも今後興味のあるところです。

■セットリスト
01.小学館
02.ふしぎデカルト
03.地獄先生
04.人工衛星
05.三千万年
06.四角革命
07.シンデレラ
08.ミス・パラレルワールド
09.ムーンライト銀河

2010/2/19(金) 第6回濃縮!!ドラムミーティング @荻窪ルースターノースサイド 

メンバー:植村昌弘(ds), 外山明(ds), 芳垣安洋(ds), 鬼怒無月(g), ナスノミツル(b)

界隈の最強ドラマー3人+鬼怒さん・ナスノさんという是巨人弦楽器部隊が入った濃厚なセッションです。会場で初めて知ったのですがホスト役は植村さんだったのですね。この企画はもう6回目という事で過去はどういったドラマーが参加していたのか興味あります。

Set1では、鬼怒+ナスノ+各ドラマーのトリオ編成。三人の個性が色濃く出ているセッションでした。そのあと演奏は一旦中断して、ドラマー三人によるドラム談義。この企画のお約束事だそうです。

ホストの植村さん、一生懸命お二人からお話を聞きだそうとしますが二人とも天邪鬼っぷりを超発揮して会話が成立しないっていう。さすがの植村さんもたじたじ。傍から見てもこれはヒドイ(笑)、植村さんに同情します。
植村さんのお二人に対する質問はペダルの話やスティックの持ち方。ペダルにもヴィンテージものがあるのですね。そして外山さんの子供の叩き方最強説が印象深かったです。

Set2は鬼怒・ナスノ・ドラム二人の組み合わせで総当り戦。外山さんの妙な叩きっぷりに鬼怒さんが思わず笑いながら反応する場面も。

各演奏が終わるとまたドラム談義の続きになるのですが、ここで助っ人ナスノさんがトークに参加。もちろん助っ人になる訳にもならず、というかいつもの調子でしゃべって結局ドラムの話なんて全然出てこない。人選ミスですがまぁこれはこれで楽しいから良しでしょうか。

この辺りで22時半も回ってオイラはタイムアップ。終電があるので途中退出しました。ちなみに自分が乗った中央線のすぐ後で人身事故が起きて1時間ほど運転見合わせになっていたのでちょっとだけ運が良かったです。

今回は後ろの壁側の席だったので全然ステージが見えませんでした。ドラマーが何をやっているのか良く分からん状態で叩き物はやっぱ見えないと面白くないですね。これなら逆に後ろの立見の方がステージ見えたかもしれません。

そして、ドラマーの個性もさる事ながら共演者によって変化していくナスノさんのベースが、エレキサミットと同じようにここでも良いアクセントになっていました。すごいよナスノさん。

2010/2/7(日) 栗コーダーカルテット @戸塚男共同参画センター 

メンバー:栗原正己、川口義之、近藤研二、関島岳郎

前々から興味はあったけど「いざ行くぞ」とまで気合が入らなかった栗コーダーカルテット。場所は戸塚でチケット代も安かったので、これは良いタイミングかなと行ってきました。

前日にあきる野市でコテージ一泊新年会があり、その帰りの足で戸塚直行し、まっ昼間のライブ。会場に並んでみると子連れやおばちゃん率高し、地域密着型なイベントなのですね。

栗コーダーカルテットは1994年から16年間活動しており、テレビ番組や映画のサウンドトラック等も手掛けているそうです。思いのほか長い活動歴にちょっとびっくりでした。

リコーダーオンリーだと確かに音の線が細いですが、ソプラノ・アルト・テナー・ウルトラバスと4種類のリコーダーを4人が各々扱って、きれいなハーモニーが響き渡ります。関島さんのウルトラバスリコーダー、初めて見ましたが長いの大きいのなんの。ただのリコーダーと侮る事なかれ、ですね。

バンド名からリコーダーだけの編成かと思っていましたが、リコーダー以外にもアコースティックギターやウクレレ、チューバ、ハーモニカ、沖縄の打楽器、口琴といった楽器を使用する場面も多く、メンバーもマルチプレイヤーぶりに達者だなぁと感心です。音楽に長けていない一般の方が多いのもあって、栗原さんが丁寧に楽器の説明をしていきます。口琴のびよよ~んな音色にお客さんの反応が一層沸く場面もありました。

去年の映画のサントラや近藤さん作曲の去年アカデミー賞を取ったというアニメーション「つみきのいえ」の曲、ピタゴラスイッチ組曲といったオリジナル曲に加え、「ダースベーダーのテーマ」(お客さんに大ウケ)、「カントリー・ロード」、ショパンやモーツァルトといったクラシックやエルヴィス・プレスリーなど様々なカヴァー曲も聴かせてくれました。

メンバーの穏やかな人柄がにじみでる、音楽もトークも非常にアットホームなショウでした。

で、オイラはというと前日の飲みの影響かこれまた気持ちよくうたた寝。昼下がりにいい気持ちでお昼寝しにいった感じになってしまいましたが、これも栗コーダーの暖かい雰囲気の賜物だという事でご勘弁をば。

2010/2/4(木) 是巨人+壷井彰久 @高円寺HIGH 

去年から楽しみにしていた「是巨人楽譜集」の発売記念ライブとなります。去年梅島ユーコトピアにて行われた「店長ズ」と同じメンバーですが、今回は是巨人にゲストとして壺井さんが参加する形になります。

この楽譜集、12月の時点では1000円(仮)という値段でしたが、当日は2000円に値段が変わっていた為に「話が違う!」と客からクレームもあったそうで。いやいや、26曲を譜面起こしする労力を考えたら2000円でも安いんじゃないかと思いますよ。そんなツマラナイ文句を言うのはナンセンスですよ。
そして持ち込んだ20部があっという間に売れ切れて急いで追加20部を取りに帰る、なんて事もあったそうで。中身はギターとベースの五線譜のみで、1曲毎にA3用紙1枚にまとめられており(短い曲は左右に2曲書かれていますが)、冊子綴じにではなくA3でバラバラに織り込まれています。楽譜立てに立てやすいだとか、演奏者に優しい仕様のようです。

Set1はまだアルバムになっていないSからZをアルファベット順に。ロックンロール調のZは何べん聴いてもギャクだよな~とついニヤけてしまいます。Z候補の曲は別にあったそうでおそらく新生Aになると思いますが、バラード曲という事でそちらも楽しみですね。

Set2は壷井さんが参加して是巨人の楽曲。今回のセットリストは鬼怒さんでも「ひっでーなぁ」と壷井さんに同情するぐらい難曲揃いだったそうで。あの難しい楽曲群をギターとヴァイオリンのユニゾンとか普通に有り得ない!ほんと超絶ですね。素晴らしい。全体的にメロディー面が強化されてヨーロピアンなプログレ風味が増したような気がします。ジャクソンなんてメインのメロディを壷井さんが担当して鬼怒さんがバッキングに回りナスノさんはシンプルなベースラインで、非常に軽やかな曲になっていました。このパターンも面白いです。アンコールはジャン・リュック・ポンティの「秘なる海」。とてもドラマティックで途中で展開が変わるのがカッコ良いです。これは原曲も聴いてみたい。

鬼怒さん「楽譜見ながら聴くと、あ、間違えた、とか面白いかもしれませんよ」という事で実践してみましたが、真っ暗なフロアの中で携帯の明かりを頼りにし目が予想以上に疲れてしまいました。ダカーポとかダルセーニョとか久々に見たから、途中で見失う事多数。普通におっつきません。

楽譜集、中身チラ見せ。16分の27拍子とかー。変拍子は奇数!
16分の27拍子

メンバー3人からサインも頂きました。これ楽譜増刷するのかしら。今回限りでしょうかね。
楽譜集

■セットリスト
Set1
01. SWAN DIVE
02. TUNDRA
03. UPSTREAM
04. VANISHING POINT
05. WATEARSHED
06. XENON
07. YELLOW JACKET
08. ZEBRA CROSSING

Set2
01. LEBANON
02. DOLDRUMS
03. FREESTONE
04. NERVECELL
05. JACKSON
06. ISOTOPE
E. 07. ENIGMATIC OCEAN(Jean-Luc Pont)

2010年6月の予定 

今月が終わればもう一年の折り返し。月日が経つのは本当に早いです。

2010/6/6(日) 鬼怒無月+酒井泰三+ナスノミツル+富岡”GRICO”義広 @関内Stormy Monday
同じメンバーでの二回戦目。きっとギタリスト二人がこれでもかと弾きまくってくれる事でしょう。

2010/6/10(木) EMERGENCY! @新宿PIT INN

久しぶりのEMERGENCYのワンマンライブになります。確か去年はワンマンやってないと思ったのでどれだけ待ちわびた事でしょう。久しぶりに芳垣さん分も補充します。

2010/6/11(金) Conjunto Nudge! Nudge! feat.SUJI TAP @新宿PIT INN

ナッジナッジ縮小チームにタップダンサーが入ります。タップの人は先日O-EASTで行ったライブの評判も良かったようなので楽しみです。

2010/6/12(日) Pat Metheny @すみだトリフォニーホール
ニューアルバムを引っさげての来日公演。ソロ演奏ながらプログラミングで楽器を演奏させるという変わった試みでどういったライブになるでしょう。

2010/6/26(土)27(日) Hermeto Pascoal e Grupo @渋谷PLEASURE PLEASURE
初日の1st setのみ行ってきます。数年前に代官山UNITのライブはcyro baptistaとの共演かと思いきやお互いソロでずっこけた記憶も新しいですが、今回はバンド編成という事で濃い演奏を期待しています。

2010/6/29(火) 吉野弘志nbabaトリオ with 小森慶子 @新宿PIT INN
3月に初めてみたウンババトリオ、今回も小森さんが参加してのライブになります。


その他もろもろ。

2010/6/6(日) 大友良英 ダブル・オーケストラ ”ENSEMBLES 2010” プレイベント @浅草アサヒアートスクエア
「100名を超える一般公募メンバー」とあるのが凄い気になります。空間を生かした音楽となるに違いないでしょうが、このシリーズは一度も行った事がないので興味あるんですよね。

2010/6/9(水) 芳垣安洋 Acoustic Jazz Set @新宿PIT INN
毎度お馴染みのクルトワイル等の曲を演奏するジャズセット。このセットは何度か見ているので今回はパスすると思います。さすがに連日はキツイ。

2010/6/12(日) Vincent Atmicus @新宿PIT INN
ワンマンはかなり久しぶりになりますが、パットメセニーと被ってしまって残念です。

2010/6/18(金)19(土) Maria Muldaur with Special Guest Dan Hicks @ビルボード東京
ライブとは関係ありませんが、マリア・マルダーのWiKiの写真がひどくて涙を誘います。

2010/6/18(金) nasunosunrise @高円寺SHOW BOAT
ナスノさん企画のライブ。中村達也や沼澤尚との共演に加え、自身のバンドtenelevenと盛りだくさんです。

2010/6/20(日) 相対性理論 presents 「立式 I」 @ビルボード東京
相対性理論に様々なゲストが参加して一味違ったライブになること間違いなし。但しチケットは早々に売れ切れた模様です。

2010/6/25(金) 濱Jam祭 Vol.31 (WILD MARMALADE/Earth Conscious) @横浜Thumb’s Up
確かオーストラリアのバンドでしたっけ。まだ一度も見た事はありませんがマメに来日していますね。

2010/6/26(土) UA @日比谷野外音楽堂
15周年記念ライブだそうです。ヒマだったら場外に遊びに行こうかと思いましたがパスコアールと被ってますね、ハイ。