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2011/1/9(日) 吉田達也新春叩きっぱなし @吉祥寺MANDA-LA2 

新年恒例の吉田さんによる叩きっぱなし企画ですが、今年は吉田さん生誕50周年のお祝いを兼ねてのライブになりました。
この企画に行くのは2007年以来ですが、椅子が横ギッシリ並びじゃなくてテーブルを囲むスタイルだったので以前よりは客入りは落ち着いたのかな。それでも立見が出るほどの大盛況。

ゲスト陣は、勝井祐二、ホッピー神山、内橋和久という強力な布陣でset1は若い順にデュオ形式での演奏になります。

勝井さんは20年前に吉田さんと共演した事を覚えており、その時の吉田さんはワウペダル一個持参して、マイクにワウを通して「ワウワウ」と言っていたとか。ワウかけてるからって「ワウワウ」言わなくても良いのにっていう話で場内爆笑、吉田さんはその時の事は覚えて無い様子。

吉田さんは相変わらずの千手観音のような怒涛のプレイで圧倒。デュオの際にはベースのような音をサンプラーから出してガツガツと叩いていました。今回の共演者は三人ともループやディレイをガンガンに使うタイプの演者だったので、変ちくりんなプレイも十分に楽しめました。

勝井さんはヴァイオリンをガンガンに弾き鳴らすというよりはサンプラーやエフェクターを使って音作りに気を遣っていた印象。吉田さんとのサンプラーインプロな場面もあり、ROVO等とはまた違ってガンガンに弾くだけでなくこういう即興的なプレイも新鮮です。
途中機材トラブルでアンプから音が出なくなり、隣の内橋さん用のアンプにチェンジする場面も。

ホッピー神山さんはキーボードの他にアナログテープを使ったサンプリング機材も用意しており、その中に円盤型で手をかざすと音が鳴るテルミンみたいな機材があったのが面白かったです。あれはどういった機械なんだろうな。吉田さんとファルセットボイスで交互に歌う場面も。マグマというかアレアというか。
大文字のようなシンフォニックな展開ではないけど、プログレちっくですね。

内橋さんは言わずもがないつもと同じスタイルで、水を得た魚のようにエフェクターを駆使したプレイ。連日行われている某芝居のストレスも溜まっていそうですね。ともかく、素早いエフェクター捌きに惚れ惚れです。

set1は80分近い長丁場で、本来祝われる立場の吉田さんの酷使っぷりが凄いですが、これこそミュージシャン冥利に尽きるってヤツでしょうか。

前の席で見ていたので右手のギターアンプの音が直撃して耳がじんじんと痛い。終演後も耳の復活まで時間がかかりましたが、外音はどうだったんだろうなぁ。
アンプトラブルでブレイク中に勝井さんのアンプをベースアンプに変更。出音にはさほど影響は無かったと思います。

Set2は全員でのセッション。全員で楽器を弾かないでエフェクターをいじっている場面を想像してそんなシュールな展開も期待しましたが、吉田さんはサンプラー使わずドラムのみ。内橋さんと勝井さんのエフェクター使いな場面はありましたが全員でエフェクタープレイという場面は無かった、ちと残念です。


終演後は、客で見に来ていた情事さんと勝井さんが話しこんでいたので、今年のゲストライブはもしや勝井さん?なんて邪推な事を思ったり。サーディンにヴァイオリンが入るのは今までのゲスト陣とは異なる趣きで興味深いけど、個人的には内橋さんが曲を知らない状態で参加してピーガーキュルキュルやる場面を見てみたい、なんてね。

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2011/1/4(火) 大友良英「アンサンブルズ2010 ― 共振」展 @水戸芸術館 

すっかりサボリ魔になってまして久しぶりの更新ですが、今年前半の書き漏らし分を覚え書き程度でぺちぺち書いていこうと思います。



という訳で今年の頭、まだ年を明けて間もない冬休み中に行ってきた大友さんのアンサンブルズ展の話でも。
以前山口でも行われていた大友良英の空間を使った音の展示、今回は水戸の美術館なので十分に日帰り圏内。ペアで往復特急券を買うと安いよって事で、ちょい贅沢して水戸まで特急の旅で行ってきました。

水戸芸術館の外観、妙なタワーの存在感が凄いですね。有料で上まで行けるようだけど今回はパス。

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お庭の噴水にはかなり年代が入ったものやおもちゃのような外観のものまで古今東西の再生機が並んでいます。何か音が再生されているのかと思ったけど、そもそも電源が無いし水に濡れてる時点でアウトですね。

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肝心のアンサンブルズ展の方は、おもちゃのような楽器や再生プレイヤーからバスドラ単体などの打楽器、ピアノといった様々なものがあり、電気仕掛けで時間差で鳴る音の偶然性を楽しむといったところでしょうか。個人的には2部屋目辺りにあったおびただしい数のCDプレイヤーが吊ってある部屋が面白かったかな。耳をすますとイヤホンから音漏れがしていて、他の部屋が静かになった時にその音漏れの存在が立ってくるんですよね。
細長い通路のスペースに感覚を空けて設置されている3台のオープンリールデッキを1つの長いリールで繋げて再生している展示もありました。オープンリールのデッキを見たのは初めてでしたが随分とでかいんですね。

部屋単位でまとめられているけど他の部屋の音も響いてくるので全体を俯瞰してみても面白いです。
自分の立ち位置で音の聴こえ方が全く変わるのでフロアをふらふらしながら時間と共に新しい発見もあり、人が少なければ床でゴロゴロしながらゆっくり楽しむのもアリかなと。
全体的に繊細な音なので、まだ人も少ない年明け初日に行ったのは良かったかもしれません。

おまけ
館内には大きいパイプオルガンもあり、これを使用してコンサートも行われているようですね。
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