FC2ブログ

2008/10/28(火) Zakir Hussain & Masters of Percussion @Bunkamuraオーチャードホール 

「北インド音楽と南インド音楽の融合」という今回のテーマ。
ザキール・フセインがインドのパーカッションの達人らを率いてくるんじゃ期待しない方が無理でしょ。

初めてのオーチャードでしたが、何階だか分からない妙な造りですね。
3階のはずなのに、裏手がもう外だしよくワカリマセン。

ショウはほぼ定刻通りにスタート。
暗闇の中、カスタネットのような音色のするカルタール奏者が登場。
特にマイクなど通してないのに会場内にカチャカチャと音がとても通ります。
その後は半裸3人組のダンシング ドラマーが登場。
空中をクルっと回ったり踊りながら声を掛け合いながら叩いたりと、その音色もパフォーマンスも何となく和太鼓に通じるものがあるのかなぁ、なんて思ったり。
若干動きに精細さに欠けていましたが。

全員でダダンダダンとセッションするのがメインだと思っていましたが、こうやって挨拶がてらに一人ずつプレイしていく構成なのかな、と思いながら鑑賞。

この次からはよし本番といわんばかりに、サーランギソロからザキールのタブラが入ってきて数十分、そしてドイラにバトンタッチをしてset1が終了。
サーランギとタブラのデュオが、最初静か目にどんどんヒートアップしていく様がなんかもう凄い。
席がどセンターすぎてちょうどザキールが見えなかったんだけど(一生懸命左右に顔を振って、やっとチラ見出来る程度)、あの速叩きは健在です。すげぇです。
口タブラも交えて相変わらずユーモアな人柄です。

その後のタンバリンのようなドイラという楽器もこれまた度肝を抜かれました。
一つから二つ、二つから三つを楽器を増やしていって、一つ一つが音程が違うのでその音程さを楽しんだり、人間腕は二つしかないのにどうやって三つ演奏するんだよーと、シンプルな楽器だからこその超絶プレイを見せ付けられました。
このドイラ奏者、他の演奏者とは一風変わった金色の派手な衣装を身に着けてるし、雰囲気が何となく違う。
どうやらウズベキスタンの人っぽいです。
達人恐るべし。

set2はシタールとタブラのデュオから。
メロディものだけどサーランギとは全く違う雰囲気です。
周囲を見渡すと眠りに落ちる人多数でした。
こちらも盛り上がってくるとかなりアツイ演奏なんですけどね。
シタールでの速弾きも凄いです。

この後は残りの演奏者、ドーラクと小さいドイラのような楽器とタブラのトリオ>メロディパートが入ってダンシング ドラマー以外全員>ダンシング ドラマーも含めた全員セッションという構成で大団円。
全員セッションでは、ワンフレーズ毎に次の奏者にバトンタッチなプレイで、どんどん早くフレーズが短くなり盛り上がって終了。
途中ザキールはスネアや小さいシンバルを使ってたけど、この手の音が入ると途端にインドっぽくなくなってしまうような気もします。

照明も演奏者を照らす程度のシンプルなライティングで、オーディエンス側が凄い真っ暗だったのがちょっと不安に思う事もあったけど、中途半端にライティングをするぐらいだったらこれぐらいのシンプルな方が良いかもですね。

ダンシングドラマーはまだまだ若さを感じるプレイでしたが、どの人も達人クラスの演奏で素晴らしい。
テーマが融合という事だったので、全員でのセッションが多いのかと思っていましたが、ソロやデュオがほとんどで逆にこの構成の方が各メンバーのテクニックを感じる事が出来て良かったと思います。

という訳で70分×2set、アンコールが無かったのがいささか不完全燃焼な気もしますがたっぷり楽しめたショウでした。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nt4.blog17.fc2.com/tb.php/186-4ea2446d